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イベント情報

Well-being への道程

成熟した日本国内の健康課題を考えるとき、WHOの情報の中でもWHOヨーロッパ地域事務局から発信される情報には参考とすべきことが多くあります。
このたび「欧州健康レポートEuropean health report 2012」が発表されましたが、副題をCharting the way to well-beingとするその報告書の中では、WHO憲章の根幹をなす健康の定義Health is a state of complete physical, mental, and social well-being に関して、そのwell-beingに焦点を当て、これをどう定義しどう評価測定して政策実現に反映していくのかを論じています。
Well-beingは、公的には「福祉」と訳されていますが現代人には分かりにくいのではないかと、当協会のWHO憲章訳では「満たされた状態」と訳してきました。ブータンの国民総幸福GNH指標や都道府県幸福度ランキングなど近年盛んになってきた幸福度の議論にも関係しますが、人々の生活が差し迫った生命危機を感じる状態から解放され、一定の水準に達した中での健康政策として中長期的なビジョンを考えるうえでは、今一度WHO憲章の原点に立ち返り、目指すべき健康のゴールとその道程を明らかにしようとする欧州の試みは示唆に富んでいます。

欧州健康レポート2012はWHOヨーロッパ地域事務局ホームページのこちら (英文)

平成25年4月1日
公益社団法人日本WHO協会