トップページ > イベント情報

イベント情報

加工肉等の発がん性分類


WHOのがんに関する専門研究機関であるThe International Agency for Research on Cancer (IARC)から、加工肉Processed meat について、発がん性グループ1(ヒトに対して発がん性があるCarcinogenic to humans )に、食肉Red meat(赤身肉lean meat ではなく牛肉、豚肉、羊肉など哺乳類の肉)については、発がん性グループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある Probably carcinogenic to humans )にそれぞれ分類したことが発表されました。
IARCでは、化学物質、事象、習慣など様々な環境要素についてヒトのがんへの影響関係を主として疫学的な調査研究によって評価し、その発がん性を5段階に分類し発表しています。その一環での今回の発表にもかかわらず一部には、個々人にとっても加工肉等を摂取しているとがんに罹るリスクが高まると受け止め、直ちに肉食は控えなければといった短絡的な反応も見られるようです。既に内閣府食品安全委員会からも、その公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/cao.fscj において「この結果だけでリスクが高いと捉えるのは適切でない」との見解も発表されているようですが、過剰反応を避け、食生活においては偏りを避けたバランス重視を心がけることを基本に、冷静な対応が必要かと思われます。
本件に関しては、世界的にもセンセーショナルな話題となっていることを受けて、WHOからも、「2002年にWHOが発表した「食事、栄養と慢性疾患予防」のレポートで、がんリスクを減らすために保存加工肉Preserved meat の消費をmoderate緩和することを推奨したことを確認するものであるが、加工肉を食べることをstop止めることを求めているものではない」との声明及びQ&Aが発表されています。

IARCのプレスリリースはこちら (英語)
発がん性分類のリストはIARCホームページのこちら (英語)
本件に関するWHOの声明はWHOホームページのこちら (英語)
本件に関するQ&AはWHOホームページのこちら (英語)

平成27年10月28日
公益社団法人日本WHO協会 事務局