日本WHO協会からのお知らせ

2021年9月

2020年 1月16日に、中国以外では世界で 2 例目になるCOVID-19患者が日本で報告されてから、1 年 7 カ月が過ぎました。

世界をみれば、強力にロックダウンを行い、感染者の隔離と封じ込めで更なる感染を防ごうと動く国もあれば、ワクチン接種者にはマスクは不要と宣言した国もあれば、感染者を追跡して濃厚接触の可能性を通知する「接触追跡アプリ」を活用する国もあります。 いずれの国も、ひとつの施策に頼るのではなく、大胆な試行錯誤のなかで、次々と施策を展開しています。

日本の施策については批判・異論が巻き起こっていますが、一方、日本の現場力については、さまざまな点で賞賛の声があがっています。

この現場力に焦点を当て、「関西グローバルヘルスの集い(KGH)」オンライン・セミナー第 4 弾「COVID‐19 : そのとき、現場は動いた!」として、病院・クリニック、行政 ・ 保健所、教育について、議論を深めていきたいと考えています。 詳細は後日、ホームページなどでお知らせしますが、日程と内容について先行告知させていただきます。

第17回KGH 病院 ・ クリニック 2021年10月 6日 (水) 19 : 00 – 20 : 30
第18回KGH 行政 ・ 保健所 2021年11月10日 (水) 19 : 00 – 20 : 30
第19回KGH 教育 2021年12月1日 (水) 19 : 00 – 20 : 30

また、私事で恐縮ですが、このたび、旬報社から『海をわたった母子手帳』を上梓させていただきました。 子どもたちのために、書き下ろした母子手帳の本です。

日本で母子手帳を発明した先人たちの思い、インドネシアでの私のささやかな経験、世界に広がるなかで各国の方々との交流、そして海外の母子手帳からの学びといった内容になっています。

個人的には、母子手帳に最初に取り組んだインドネシアでの出来事を、改めて思い出すいい機会となりました。ただ、書ききれなかったエピソードも多く、筆力不足に忸怩たる思いをしています。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784845117086

今後とも、何とぞよろしくお願いします。

公益社団法人 日本WHO協会

理事長  中村安秀

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