EXPO 2025大阪 ・ 関西万博において、一般社団法人日本セルフケア推進協議会(JSPA)が主催するイベント「セルフケアとプラネタリーヘルスが共鳴する未来」のオフィシャル ・ パートナーとして日本WHO協会が参加します。
https://jspa-jjt.jp/2025/
- イベント「Think Globally, Act Locally!セルフケアとプラネタリーヘルスが共鳴する未来」
- 日時 : 2025年6月22日 (日) 13時30分〜14時30分 (予定)
- 会場 : 万博会場内「フューチャーライフヴィレッジ 特設ステージ」
- 定員 : 40名 (先着順/予約不要) 。ご参加には当日の万博入場チケットが別途必要です。
広島大学 IDEC 国際連携機構の鹿嶋小緒里さんと中村安秀がファシリテーターを務め、若い世代の方々に登壇いただく予定です。 個人やコミュニティの健康とウェルビーイングをめざすセルフケアと、気候変動や生物多様性など地球全体の健康を視野に入れたプラネタリーヘルスを結びつけ、持続可能な未来を聴衆の皆さんとともに考えていきたいと思っています。 ご都合のつく方はどうぞ会場まで直接お越しいただけるとうれしいです。
55年前の1970年の大阪万博の時、私はちょうど大学生になったばかり。 東京から物見遊山でやってきた同級生を案内して、何度も吹田の会場に出かけたことを覚えています。 そのときは気づきませんでしたが、いま見返してみると三菱未来館の「50年後のあなた」というパンフレットが秀逸です。 田中友幸、星新一、福島正実といった当時の一世を風靡した巨匠たちが起案。 家庭で「世界中のテレビ中継が見られ」、農業では「人工照明により栽培日数は短くなり能率的で生産力は増大」、漁業では「魚の群を発見すると種類や量などを漁業レーダーで知らせ」るというように、現在の世界の姿を見事に予想しています。
一方、医療では、「医学の発達と進歩が、病院のイメージをドライなものに変える。 病気をなおすための病院ではなく、身心能力を身につけるための場所となる。 ガンはもちろん克服され、交通事故の時以外は手術を必要としなくなる」とあります。 当時描いたバラ色の未来がどれだけ実現したのでしょうか。 医療分野での卓越した技術の発展が人類の進歩と調和に及ぼした影響を再評価する必要があるのかもしれません。
19 世紀の万国博覧会は、1851年のロンドン万博ではガラスの巨大な建造物である水晶宮が評判となり、1889年のパリ万博ではエッフェル塔が最大の記念碑となりました。 おそらく、21 世紀の万博ではモノを見せることを競うのではなく、未来に想像力の翼を羽ばたかせることに大きな意義を見出すのでしょう。
大阪 ・ 関西万博での出会いと学びを楽しみにしています。
公益社団法人 日本WHO協会
理事長 中村安秀