ヒト・パピローマウイルス(HPV)と子宮頸がん

重要事項

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)は、世界中で非常によくみられる一群のウイルスです。
  • 100種類以上のHPVがあり、そのうち少なくとも14種類はがんを引き起こします(高リスク型としても知られる)。
  • HPVは主に性的接触によって伝播し、ほとんどの人は性行為が始まった直後にHPVに感染します。 
  • 子宮頸がんは、特定の種類のHPVによる性感染症によって引き起こされます。
  • 2つのHPV型(16型および18型)は、子宮頸がんおよび前がん性子宮頸部病変の70%を引き起こします。
  • HPVと肛門、外陰部、腟、陰茎、中咽頭のがんとを関連づけるエビデンスもあります。
  • 子宮頸がんは世界中の女性に4番目に多いがんであり、2018年には推定57万人が新たに発症しました。このがんによる死亡者311000人の約90%は低・中所得国が占めています。 [1]
  • 包括的な子宮頸がんのコントロールには、一次予防(HPVに対するワクチン接種)、二次予防(前がん病変のスクリーニングと治療)、三次予防(浸潤性子宮頸がんの診断と治療)および緩和ケアが含まれます。
  • HPV16および18を防御するワクチンはWHOが推奨しており、多くの国で使用が承認されています。
  • 臨床試験および市販後のサーベイランスにより、HPVワクチンは非常に安全で、HPV感染の予防に非常に効果的であることが示されています。
  • 女性における前がん病変のスクリーニングおよび治療は、子宮頸がんを予防するための費用対効果の高い方法です。
  • 子宮頸がんは早期発見、早期治療されれば治癒することができます。

本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページの でも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。

厚生労働省検疫所ホームページ :ヒトパピローマウイルスと子宮頸がんワクチンについて (ファクトシート)

[1] Ferlay J, Ervik M, Lam F, Colombet M, Mery L, Piñeros M, Znaor A, Soerjomataram I, Bray F (2018). Global Cancer Observatory: Cancer Today. Lyon, France: International Agency for Research on Cancer. Available from:

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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