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フォルコジンを含む咳止め ・ 風邪薬の使用歴と神経筋遮断薬 (NMBA) に対する周術期のアナフィラキシー反応の危険性

WHOは、フォルコジン含有製品が世界的に広く使用されており、潜在的なアナフィラキシー反応の深刻さに鑑み、この安全警告を発します。

フォルコジンはオピオイド系の医薬品で、成人および小児において乾性咳嗽 (乾いた咳) の治療に使用されています。 いくつかの製剤は、市販の錠剤やシロップとして世界的に容易に入手でき、一般的に使用されていまが、WHOは、神経筋遮断薬 (NMBA) による全身麻酔を伴う外科手術の少なくとも 12 ヶ月前に、フォルコジン含有製品を服用した人にアナフィラキシー反応のリスクがあるとして、ヘルスケア専門家と規制当局に警告しています。

一部の規制当局は、このリスクに対処するため、フォルコジン含有製品の市場からの撤退を決定しました。

欧州委員会は、リスクを最小化する効果的な手段がないこと、フォルコジンの有益性がリスクを上回る患者集団が特定されていないこと、安全性リスクの深刻さに基づき、すべてのEU加盟国に適用される法的拘束力のある決定を出し、フォルコジン含有製品の回収を決定しました。

詳細は以下のWHOのウエブサイトをご覧ください。

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