世界の後発開発途上国 46 カ国では、2030 年までに、一人当たり年間 1 米ドル以下の投資を手指衛生に行えば、すべての家庭に手洗い設備を備えることができます。 これにより、病気に対する基本的な防御が可能となり、流行を回避し、何十万人もの死を防ぐことができます。
世界では、10 人に 3 人、つまり 23 億人が家庭に水と石けんを備えた手洗い設備を持っていません。 2020 年の現状は 8 億 1800万人の子どもたちの学校には石けんと水を備えた手洗い設備がなく、3 つの医療施設のうち 1 つでは医療従事者のための手洗い設備がありません。 20 億人の人々が、基本的な水のサービスさえない医療施設に依存しているのです。
WHOとユニセフが「世界手洗いの日」に発表した報告書「 2021 年 世界の手指衛生の現状」は、家庭での石けんによる手洗いを推進するために政府が負担する費用は、これらの国の平均的な政府保健支出のわずか 2.5 % に過ぎず、費用対効果の高い投資であることを明らかにしています。