理事長挨拶

理事長就任のごあいさつ

理事長 中村 安秀
理事長 中村 安秀

皆さま方には、公益社団法人日本WHO協会に格別のご理解とご協力をいただき、厚く御礼申しあげます。
2018年6月18日に開催された理事会・社員総会において選任・承認され、日本WHO協会理事長に就任いたしました。
關淳一前理事長が8年間にわたり本協会の活動の活性化と組織の透明性の確保にご尽力され、公益社団法人としての社会的な責務を果たし着実な成果を重ねてまいりました。
關前理事長が築かれた確固とした基盤をもとに、会員や賛助会員の方々とともに新たな一歩を踏み出していくことに身が引き締まる思いです。
2015年には、国連総会において「持続可能な開発目標(SDGs)」が提唱されました。
保健医療や貧困対策、教育、環境などの分野で、政府だけでなく民間企業や市民社会が協働して、2030年までに「だれひとり取り残さない」社会を創ろうという壮大な試みです。
日本WHO協会は、国際連合の専門機関である世界保健機関(WHO)の行っている活動や情報を多くの人びとに迅速かつ適切に伝えるという設立時からの使命を担っています。
また、民間企業、病院や大学や研究所、NGO/NPOなどの市民社会とのネットワークを強化するとともに、海外に羽ばたこうとしている若い世代の育成にも注力していきたいと考えています。
今後も、皆さま方のご理解とご協力のほど、何とぞよろしくお願いします。



理事長の経歴

1977年東京大学医学部卒業。小児科医。
都立府中病院小児科、東京都三鷹保健所勤務などを経験する。
その後、国際協力機構(JICA専門家:インドネシア)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:アフガニスタン難民医療担当官)など途上国の保健医療活動に取り組む。
東京大学小児科講師、ハーバード大学公衆衛生大学院研究員、大阪大学大学院人間科学研究科教授、甲南女子大学教授などを経て、国立看護大学校特任教授・大阪大学名誉教授。
国際保健、母子手帳、医療通訳士、災害保健医療など関心の幅は広いが、どこの国にいっても子どもがいちばん好き。
2008年5月、公益社団法人日本WHO協会理事に就任、2018年6月から代表理事理事長に就任。世界小児科学会(IPA)常任委員、国際ボランティア学会会長、国際母子手帳委員会代表、国立国際医療研究センター理事などを務める。母子手海外に広めた功績により2015年に第43回医療功労賞を受賞。

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