日本WHO協会からのお知らせ

2024年3月 : 世界保健デー 2024 : My health, my right(わたしの健康、わたしの権利)

2024年の世界保健デーのテーマが、2月末に「My health, my right (わたしの健康、わたしの権利) 」に決まりました。

世界保健機関 (WHO) がその理由として特記したのは、紛争と気候変動でした。 紛争は人々の生活に壊滅的な打撃を与え、死や痛み、飢え、精神的苦痛をもたらしています。 同時に、化石燃料の燃焼は気候危機を引き起こし、きれいな空気を吸う私たちの権利を奪いました。 すなわち、災害や紛争、気候変動や大気汚染などにより影響を受けた人びとは、尊厳をもって生きる権利と保健医療を受ける権利を持っているというメッセージと受け止めることもできます。

第二次世界大戦直後の1948年に発効したWHO憲章では、「人種、宗教、政治信条や経済的 ・ 社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることは、あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです」と明記されています。 また、2017年の世界エイズデーの啓発キャンペーンのテーマは奇しくも「My health, my right」でした。 国連合同エイズ計画 (UNAIDS) をはじめ、日本のNPOなどが健康に対する権利を訴える活動を展開しました。

さて、2024年の世界保健デーでは「自分の健康や医療は自分で決める」をスローガンに、健康は人間としての権利なのだという内容のポスターもつくられています。

日本WHO協会では、世界保健デーのテーマが決まる前から、着々と「世界保健デー 2024」の準備をすすめてきました。 参加無料で、対面とオンラインのハイブリッド形式を予定しています。

と き : 2024年 4月 7日 (日) 14 : 00 ~ 16 : 30

ばしょ : 大阪商工会議所 7 階 国際会議ホール (大阪市中央区本町橋 2 番 8 号)

「地球のステージ」による、ライブ音楽と大画面の映像、スライド、語りを組み合わせた全く新しいタイプのコンサートステージもあります。
ウクライナ、ガザ、東ティモールに熱い思いを寄せる精神科医の桑山紀彦さんが、支援の現場で出会う様々な困難の中で、底抜けの明るさや生きる勇気を持つ、人間の底力を伝えてくれます。

日曜日の開催になりますが、「世界保健デー 2024」のイベントに大阪までお越しいただけると幸いです。 当日、参加者のみんなで世界保健デーの感動を共有したいと思います。 (もちろん、ご都合がつかない方は、近日中にホームページでご案内いたしますので、オンラインでのお申込みをよろしくお願いします)

公益社団法人 日本WHO協会

理事長 中村安秀

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