1年前の 4月14日、WHOはカナダ政府とともに、グローバル糖尿病コンパクト (行動規範、具体案) を立ち上げました。 これは、糖尿病のリスクを低減し、糖尿病と診断されたすべての人々が公平で包括的、かつ安価で質の高い治療とケアを受けられるよう、世界中の努力を結集する意欲的な新しいイニシアティブ (主導、先議) です。
昨年 5月の世界保健総会で、加盟国が糖尿病に関する歴史的な決議を採択したことにより、糖尿病の予防と治療に対する取り組みの拡大が極めて重要であることが明らかになりました。
この決議は、「糖尿病の予防と治療をプライマリーヘルスサービスに統合すること、インスリンへのアクセスを大幅に向上させるための道筋を開発すること、糖尿病の医薬品と技術に関する規制要件の収束と調和を促進すること、糖尿病のモニタリングとサーベイランスを改善すること」を勧告しています。
11月の世界糖尿病デーに先立ち、WHOが発表した新しい報告書は、インスリンと糖尿病治療への世界的なアクセスの驚くべき現状に焦点を当て、「高価格、ヒト型インスリンの入手難、インスリン市場を支配する少数の生産者、弱い保健制度」が普遍的アクセスを阻む主な要因であることを明らかにしました。
WHOは、この 1 年目の成果を基に、世界中のパートナーとともに、糖尿病の方々の生活に真の変化をもたらすことを楽しみにしています
