WHOは世界手指衛生の日 ( 5月 5日) に、医療施設における質と安全の文化を創造するために、世界各国が実施している手指衛生と感染予防 ･ 管理 (IPC : infection prevention and control) の目覚ましい活動を賞賛し、IPCを実施、強化している様々な方法を紹介しています。
１）ウガンダ
2010年にユニセフと共同で手指衛生プロジェクトを開始し、地元の農園で栽培されたサトウキビから作られたエタノールを使用し、アルコールベースの手指消毒剤を製造している日本企業である「サラヤ」の活動が紹介されています。
この製品は、ウガンダおよび東アフリカで初めて現地で製造 ･ 販売されたアルコールベースのハンドラブ (擦式アルコール消毒剤) として登録されています。
２）サウジアラビア
2019年、サウジアラビアは、医療関連感染を減らすための最も重要な介入として、手指衛生を国の最高レベルの法律で認めました。これは、医療従事者に手指衛生の実践を義務付け、すべての医療施設にWHOのツールを使用してコンプライアンスを評価することを義務付け、すべての医療部門に医療施設での手指衛生教育プログラムを立ち上げて強化することを指示することを意味します。
３）その他
ベトナム、チリ、カザフスタン、バングラデシュ、オマーン、ガーナの取組み事例が紹介されています。
