世界銀行理事会は、中 ･ 低所得国に焦点を当て、国、地域、世界レベルでパンデミック予防対策の能力を強化するための重要な投資に資金を提供する金融仲介ファンド (FIF : financial intermediary fund) の設立を承認しました。
FIF は、世界銀行が提供する融資により、WHO の強力な技術的専門知識を活用し、他の主要な組織を巻き込むことで技術支援を補完します。
G20を中心とした幅広い支持を得て、米国、欧州連合、インドネシア、ドイツ、英国、シンガポール、ゲイツ財団、ウェルカムトラストなど、FIFにはすでに 10 億ドル以上の資金提供が発表されています。
FIFの目標は、疾病サーベイランス、検査システム、保健医療人材、緊急時のコミュニケーションと管理、地域社会の関与といった分野における国の能力を強化し、パンデミックの予防 ･ 準備 ･ 対応 (PPR : pandemic prevention, preparedness, and response) の重大なギャップに対処するための資金を提供することです。
今後数週間、世銀とWHOはドナーやその他のパートナーと緊密に連携し、FIFの詳細な範囲と設計を策定する予定です。
