国連機関 (FAO、IFAD、UNICEF、 WFP、WHO) による「世界の食料安全保障と栄養の現状 (The State of Food Security and Nutrition in the World Report : SOFI) 」2022年版報告書が発表されました。
COVID-19パンデミックの長引く影響は、紛争の激化や異常気象による食糧供給の途絶とともに、持続可能な開発目標 (SDGs) の目標達成に向けた進展を阻み続けています。 世界では、30 億人以上の人々が健康的な食生活を送ることができません。
本報告書の主要なメッセージは、食品 ・ 農業部門に対する現在の政府の支援が、健康的な食生活の推進と整合していないことが多いということです。 食品と農業の政策を再調整することで、栄養価の高い食品へのアクセスが増加し、食品システムがより健康的で公平かつ持続可能なものになることを示すものです。
健康的な公共食品の調達とサービスに関する政策の可能性はまだ十分に発揮されていません。これらの取り組みを支援するため、WHOは、健康的な食生活のための公的食品調達 ・ サービス政策の開発と実施のための行動フレームワークでガイダンスを提供しています。