9月17日は「世界患者安全の日 (WPSD : World Patient Safety Day) 」です。
医療における予防可能な危害全体のうち、薬害が占める割合は 50 % です。 世界の総医療費のうち 420 億米ドルは、投薬ミスが防げれば回避できるものです。
投薬は医療において最も広く利用されている介入であり、投薬関連の危害は、そのような危害によって起きる経済的 ・ 心理的負担は言うまでもなく、安全でないケアによる予防可能な危害全体の中で最大の割合を占めています。
この大きな負担を認識し、投薬関連の危害防止 ・ 軽減の複雑さを認識した上で、2022年の世界患者安全デーのテーマは「Medication safety」、スローガンは「Medication without harm」です。
(備考) 世界患者安全の日は、2019年のWHO総会において、「患者安全を促進すべくWHO加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすること」を目的として制定されました。