8月9日は「世界の先住民の国際デー」です。 これは、1982年にジュネーブで開催された「先住民族に関する国連ワーキンググループ」の第 1 回会合にちなんで設けられたものです。
世界には、90 カ国にまたがる推定 4 億 7,600 万人の先住民族が暮らしています。 彼らは世界人口の 5 % 未満ですが、最貧困層の 15 % を占めています。 彼らは、世界に存在する 7,000 の言語のうち圧倒的多数を話し、5,000 の異なる文化を代表しています。
先住民族は、独自の文化や人々や環境との関わり方を継承し、実践しています。 文化的な違いはあっても、世界の先住民族は、異なる民族としての権利の保護に関する問題を共有しています。
国連経済社会局 (DESA) は、8月 9日、今年のテーマ『伝統的知識の保存と伝達における先住民族女性の役割』に焦点を当てた『国際デー ・ バーチャル記念式典』を開催します。
式典の講演者達は、効果的で持続可能な気候変動対策、天然資源の利用、生物多様性の保護、食糧安全保障、先住民族の言語と文化の促進、先住民族の科学と医療の管理など、共同体のさまざまな分野で伝統的な先祖の知識を保存、復活、保持、伝達するための専門知識と経験を世界に共有します。