ヘルスリテラシーとは、人々やコミュニティが健康情報にアクセスし、理解 ・ 評価 ・ 記憶 ・ 利用して健康を維持し、あるいは自身や周囲の人々のケアを求めるための知識 ・ 能力 ・ 日常活動や社会的相互作用を表すものです。
低 ・ 中所得国では非感染性疾患 (がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患、心臓病など : NCD) の負担が最も大きく、これらに関連する早期死亡が全体の約 86 % を占めています。 NCDの世界的な蔓延を抑制するためには、ヘルスリテラシーが決定的な成功要因になり、NCDの経済的、社会的、商業的、環境的な決定要因が複雑に絡み合った問題に対処するためには、修正可能な危険因子を減らし、ヘルスリテラシーに対応したシステムが極めて重要です。
ヘルスリテラシーに対応したシステムに関し、このシリーズでは 3 つの取組みを紹介しています。
- ポルトガルの移民コミュニティにおける取組み
- マリにおける糖尿病治療の改善に向けた公平なアクセスについて
- インド北部の移民労働者の高血圧の決定要因への対処
WHOが発表した「非感染性疾患の予防と制御のためのヘルスリテラシー開発」に関する報告書 ( → 2022.11.9 付ニュース) では、各国の実証プロジェクトからの追加的なケーススタディとガイダンスを示し、その第 4 巻では、16 カ国における実証プロジェクトからの追加的なケーススタディをご覧いただけます。
記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。