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ウガンダ、エボラ出血熱の終息を宣言

1月11日、ウガンダは、2022年 9月20日に同国中央部のムベンデ地区で最初の患者が確認されてから 4 カ月足らずで、スーダン ・ エボラウイルスによるエボラ出血熱の流行が終息したことを宣言しました。

スーダンでは、この 10 年間で初めてのエボラ出血熱の発生となりなすが、保健当局は強力な政治的コミットメントを示し、加速度的に公衆衛生活動を実施し、ホットスポットであるムベンデとカサンダのコミュニティでは、人々の移動が制限されました。 これにより、11月30日に最後の患者が退院し、流行終了までの 42 日間のカウントダウンが始まり、先日これが終了しました。

今回のエボラ出血熱の発生は、治療薬やワクチンのないスーダン ・ エボラウイルスによって引き起こされましたが、ウガンダは長年にわたる疫病への対応経験を活かし克服することができたのです。

WHOは、ウガンダがスーダン ・ エボラウイルスの発生を宣言した直後、ワクチン開発者、研究者、ドナー、ウガンダ保健当局を含む多くのパートナーと協力して、治験に参加する治療薬やワクチンの3種類の候補を特定し、12月 8日と12月17日にそれぞれ 5000 回分以上がウガンダに到着しました。 この協力体制の確立は、急速に拡大する感染症に対応し、その拡大を防止するための世界的な能力において、画期的な出来事となりました。

これらの候補ワクチンは、今回のアウトブレイクでは使用されませんでしたが、ウガンダとパートナーがエボラ出血熱との闘いに貢献していることに変わりはありません。 次にスーダンのエボラウイルスが発生した時、我々は、開発者、ドナー、保健当局の強固な協力を再開し、候補ワクチンを派遣することができます。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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