国連食糧農業機関 (FAO) 、国連環境計画 (UNEP) 、世界保健機関 (WHO) 、国際獣疫事務局 (WOAH) からなる 4 者構成組織は、「薬剤耐性 (AMR) の経済学に関する 4 者構成技術グループ (QTG-EA: Quadripartite Technical Group on the Economics of Antimicrobial Resistance) 」を設立しました。
技術グループは、四者構成組織とAMRに関するグローバルリーダーズグループに対し、最適なAMR介入策の選択、AMRがもたらすコスト、そしてワンヘルス (ヒトの健康、動物の健康、環境の健康、農業食品、植物の健康) の各環境においてAMRに取り組むことで得られる利益について助言します。
AMRの経済学に関するグループの活動は、4 つの主要な構成要素から成っています。
- AMRの経済的コストの推定
- ワンヘルス部門にわたる主要なAMR介入策のパッケージの定義
- 的を絞った介入によるAMRへの取り組みから得られる投資収益率の算出
- AMRに取り組むために各国がAMR介入を選択するためのツールボックスを作成し、AMRに関する経済分析と発展途上国の投資事例を実施し、多部門NAP (国家適応計画) の実施をサポートする
