ユニセフとWHOが発表した新しい報告書『水、トイレ、衛生設備 (WASH) の進捗状況 2000 – 2022年 : ジェンダーに焦点をあてて』によると、家庭の水汲みを担当するのは世界的に女性が最も多く、女児は男児の約 2 倍で、毎日多くの時間を水汲みに費やしています。 世界では 18 億人が敷地内に水道のない家庭で暮らしています。 15 歳以上の女性と女児が水汲みの主な役割を担っている世帯は 10 世帯中 7 世帯であるのに対し、男性は 10 世帯中 3 世帯です。 ほとんどの場合、女性と女児は水汲みのために長い距離を移動し、教育、仕事、余暇の時間を失い、途中で身体的な怪我や危険の危険にさらされています。
また、現在、約 22 億人 ( 4 人に 1 人 ) が家庭で安全に管理された飲料水を利用できておらず、約 34 億人 ( 5 人に 2 人 ) が安全に管理された衛生設備を利用できておらず、約 20 億人 ( 4 人に 1 人 ) が、家庭で石鹸と水で手を洗うことができない状況にあります。
2030年までにSDGsの目標を達成するには、安全に管理された飲料水については現在の進捗率の 6 倍、安全に管理されたトイレについては 5 倍、基本的衛生サービスについては 3 倍にする必要があります。