WHO、WIPO (世界知的所有権機関) 、WTO (世界貿易機関) の事務局長は、COVID-19パンデミック発生後 3 回目となる会合で、パンデミックへの対応から、保健技術へのアクセスを向上させ、将来のパンデミックによりよく備えるために、TRIPS (知的所有権の貿易関連の側面に関する協定) の柔軟性をより効果的かつ持続的に活用するための支援を強化 ・ 拡大することに、協力の焦点を移すことに合意しました。
WHOのテドロス事務局長、WIPOのダレン事務局長、WTOのンゴジ事務局長は、イノベーションを奨励する知的財産 (IP) の重要な役割を認める一方で、保健技術へのタイムリーかつ公平なアクセスを確保するために利用可能な幅広い選択肢を国内レベルで完全に実施するために、加盟国が直面している課題を認識し、保健、貿易、知的財産の問題を扱う代表団を対象とした合同技術セミナーなどを通じて、加盟国に合わせた支援や情報を提供する活動を強化することにより、三国間協力でこれらの課題に対処することで合意しました。