欧州委員会、欧州投資銀行、ビル ・ アンド ・ メリンダ ・ ゲイツ財団は、グローバルヘルスにおける重要な対策であるポリオ根絶と、それを必要とする人々がよりアクセスしやすくなるようなイノベーションの実現に向けた、新たな資金パートナーシップを発表しました。
この 11 億ユーロの資金パッケージは、史上 2 度目となる人類の疾病撲滅のために新たな資金を提供し、医療サービスや技術革新を公平に利用できない世界で最も脆弱な人々が直面する保健と開発の課題を解決することを目的としています。
現在、野生ポリオウイルスは、パキスタンとアフガニスタンの 2 カ国のみで流行しており、この根絶を促進するため、5 億ユーロを拠出することを目指し、年間約 3 億 7,000 万人の子どもたちへのポリオ予防接種に充てられます。
さらに 5 億ユーロは、欧州の対世界投資計画「グローバル ・ ゲートウェイ」の下、mRNA ベースのワクチンや治療薬のような医療技術革新を中低所得国の人々がより利用しやすくするための取り組みなど、欧州委員会が支援するイニシアティブへの新たな資金提供も含まれます。