WHOは、ラオス人民民主共和国が、痛みを伴い身体障害をもたらす顧みられない熱帯病の一つである「リンパ系フィラリア症」を公衆衛生上の問題から排除したことを発表しました。
1997年、世界保健総会はリンパ系フィラリア症を公衆衛生問題として撲滅することを決議し、2000年からリンパ系フィラリア症撲滅のための世界プログラムを開始し、西太平洋地域では 12 カ国 ・ 地域が、このマイルストーンを達成しています。
ラオスは、マラリアと住血吸虫症という 2 つの媒介感染症の撲滅に取り組んでいます。
マラリアについては、教育、検査、治療、監視、蚊帳のような物品を遠隔地に届けるなど、革新的かつ積極的な取り組みで2023年末までの撲滅を目指し、加えて住血吸虫症 (水中のカタツムリによって感染する寄生虫病) などを2030年までに撲滅したいと考えています。