ユニバーサル ･ ヘルス ･ カバレッジ (UHC) の日にあたり、WHOは各国政府に対し、あらゆる場所ですべての人々の健康とウエルビーイングを守るため、強靭な保健システムの構築に優先的に投資するよう呼びかけています。
ますます激動する世界において、気候変動、緊急事態、その他のショックは、保健システムとそれを最も必要とする人々にさらに大きな打撃を与えると考えられますが、すでに世界人口の 40 % 以上の人々が、気候変動の影響を受けやすい地域に住んでいて、25 % 以上が、長引く紛争や貧困の影響を受け、基本的な保健サービスを受けられない環境で暮らしています。
WHOは 75 年前、健康は人権であるという信念のもとに誕生しました。 そして、その権利を実現する最良の方法はユニバーサル ･ ヘルス ･ カバレッジであり、強力なプライマリー ･ ヘルス ･ ケア (PHC) を基盤とした、強靭な保健システムへの投資こそが、ユニバーサル ･ ヘルス ･ カバレッジに向けた最も包括的で公平かつ費用対効果の高い道なのです。
WHOは、2030年までに 6,000 万人の命を救うと同時に、必要不可欠な保健サービスの 90 % を提供できるアプローチである PHC へと保健システムを方向転換し、UHC への進展を加速させるために、各国と協力しています。
