Interagency Integrated Triage Tool (IITT ; 機関間統合トリアージツール) は、WHO、赤十字国際委員会 (ICRC) 、国境なき医師団 (MSF) が共同で開発した新しいトリアージツールで、大人と子どもの日常的なトリアージのための統合プロトコルを提供するもので、緊急ユニット内の施設ベースのトリアージに使用することを目的としていて、成人用と 12 歳未満の小児用があり、ハイリスク徴候を定義した参照カードも提供されています。
ツールは、救急隊で日常的に使用できるように設計されていて、その完全な導入には時間がかかりますが、このツールは緊急事態の際、傷病の重要な徴候の確認と判断を援助してくれます。
確認結果は、赤 (急性度が高い、すぐに受診する必要がある) 、黄 (急性度が中程度、すぐに受診する必要がある) 、緑 (急性度が低い、待つことができる) の 3 色で表示されます。