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顧みられない熱帯病に「ノーマ」を正式認定

ノーマ (cancrum oris、壊死性潰瘍性口内炎 (水癌) ) は、口と顔の重度の壊疽性疾患で、主に極貧地域の栄養不良の幼児 (2 ~ 6 歳) が罹患します。 歯ぐきの炎症から始まり、早期に治療を受けなければ、急速に広がって顔面の組織や骨を破壊します。 しばしば死に至り、生存者は深刻な外貌醜状に苦しみます。

WHOは、顧みられない熱帯病 (Neglected Tropical Diseases : NTDs) の公式リストに、この「ノーマ」を含めることを発表しました。 現在、ノーマを含め、WHOのNTDリストには 21 の疾患または疾患群が含まれています。

この決定は、顧みられない熱帯病に関する戦略的 ・ 技術的諮問グループ (STAG-NTD) の 第 17 回 会合で勧告されたもので、世界で最も脆弱な人々への健康サービスの拡大に対するWHOのコミットメントを強調するものです。

ノーマはサハラ以南のアフリカが主な発症地ですが、アメリカ大陸やアジアでも症例が報告されています。 ノーマは感染しませんが、口腔内の細菌が原因であることが証明されており、口腔衛生状態の悪化、栄養不良、免疫力の低下、感染症、極度の貧困など、身体の防御機能が低下させる複数の危険因子が発症に関与しています。

ノーマは、病気の進行の速さとスティグマのために、多くの症例が診断されないまま放置され、その症例数を正確に推定することは困難です。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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