世界の人口の約半分にあたる 42 億人もの人々が、性と生殖に関する健康と権利など、必要不可欠な健康サービスを利用できずにいます。
一般公衆と医療従事者の両方を対象としたセルフケア ・ ホイール(Self-Care Wheel)は、健康とウエルビーイングのためのセルフケア介入に関する WHO ガイドラインのエビデンスに基づく推奨事項を、わかりやすく図解した紙とデジタルを組み合わせたツールで、排卵予測キット、HIV 自己検査、自己管理の薬による中絶、自己管理の注射による避妊、ヒトパピローマウイルス (HPV) スクリーニングのための自己サンプリングなどがあります。 このツールは、医療従事者と利用者のセルフケアに関する共通言語を促進し、医療従事者のサポートなしで利用できる介入とそのサポートが必要な介入をシンプルな色分け信号システムで示すことで、健康システムとの連携を強化するのに役立ちます。
このような、セルフケア ・ ホイールのアイデアは、WHO の2023 LEAD イノベーション ・ チャレンジの公募から生まれ、医療資格基準ホイール (Medical Eligibility Criteria Wheel) のコンセプトを出発点に、WHO 本部とインド国事務所の合同チームがそのコンセプトを適応 ・ 発展させ、セルフケアのための紙とデジタルのハイブリッドソリューションを開発しました。