第 75 回 世界保健総会 (決議 WHA 75 (22) ) で採択された戦略では、2030年までに達成すべき具体的なグローバル食品安全目標を定めており、その中には食品由来感染症や汚染のサーベイランスに関する進捗状況指標も含まれていますが、現在、この分野での取り組むメカニズムは存在しません。
このギャップに対処するため、5月はじめに、WHO栄養 ･ 食品安全局はスイスのジュネーブで WHO 食品安全アライアンス (WHO Alliance for Food Safety) の設立総会を開催します。この会議は、食中毒サーベイランスの分野における『WHO 食品安全世界戦略 2022 – 2030』の実施を支援するために実施されます。
この初会合には、64 のWHO協力センター、食品安全に携わる国連機関およびドナーが参加し、会議の目的は次の 2 項目です。
- WHO 食品安全アライアンスの職務権限を策定し、食中毒サーベイランス分野における付加価値を特定すること。
- 各国が2030年までに WHO の食中毒サーベイランスの目標を達成できるよう、2023 – 2030年の作業計画案を策定すること。
