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鳥インフルエンザ「H5N2型」でヒトへの感染を初めて確認

メキシコで、鳥インフルエンザウイルスの「H5N2型」にヒトが感染した事例が世界で初めて確認されました。

この症例におけるウイルスへの暴露源は現在のところ不明で、メキシコでは家禽類から A (H5N2) ウイルスが報告されていますが、これまでの情報によると、このケースに関連する A (H5N2) に感染したヒトのさらなる症例は検出されていません。

A (H5N1)、A (H5N6)、A (H5N8) を含む他の H5 亜型ウイルスに感染したヒト症例は過去に報告されていて、入手可能な疫学的およびウイルス学的証拠によると、過去に発生した A (H5) ウイルスはヒト間での感染を維持する能力を獲得していないため、ヒトからヒトへの持続的な伝播の可能性は現在のところ低いことが示唆されおり、WHOはこのウイルスが一般住民にもたらす現在のリスクは低いと評価しています。

ヒトにおけるインフルエンザ A (H5) ウイルス感染を予防する特定のワクチンはありません。 また、WHO は、ヒトと動物の接点におけるインフルエンザウイルスの現状に関して、入国地点での特別な渡航者スクリーニングや制限を勧告するものではありません。

WHOは地域の動物集団で検出された A (H5N2) ウイルスに関する情報など、さらなる疫学的またはウイルス学的情報が入手可能になれば、必要に応じてリスク評価を見直す予定です。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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