世界保健機関 (WHO) の新しい報告書によると、飲酒が原因で年間 260 万人が死亡しており、全死亡者の 4.7 % を占めています。 また、60 万人が向精神薬の使用により死亡しています。 注目すべきは、アルコールによる死亡者のうち 200 万人と薬物による死亡者のうち 40 万人が男性だったことです。 世界全体で推定 4 億人がアルコールや薬物の使用障害を抱えています。 そのうち 2 億 900 万人がアルコール依存症です。
この報告書は、アルコールと薬物の消費を減らし、薬物使用障害の質の高い治療へのアクセスを改善することにより、2030年までに持続可能な開発目標 (SDGs) の目標 3.5 の達成に向けた行動を世界的に加速させる緊急の必要性を強調しています。
(備考) SDGs 3.5 ;「薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止 ・ 治療を強化する」