健康的な食事は、健康、成長、発育を促進し、活動的なライフスタイルを支え、栄養素の過不足、感染性疾患および非感染性疾患、食中毒を予防し、ウエルビーイングを促進します。
食事の内容は、個人の特性、好み、信念、文化的背景、地域や、入手可能な食品、食習慣によって異なります。 しかし、健康的な食事を構成する基本原則は変わりません。
この文書では、国連食糧農業機関 (FAO) と世界保健機関 (WHO) が策定したガイドラインやその他の規範的要素を基に、健康的な食事の原則を定めており、食事の改善を目的とした政策の立案や、食事の健康度評価の基礎となります。
健康的な食事の原則は、以下の通りです。
・ 適切 (Adequate)
過剰摂取することなく、欠乏症を防ぎ健康を促進するために十分な必須栄養素を供給すること。
・ バランスが取れている (Balanced)
エネルギー摂取量とエネルギー源 (すなわち、脂肪、炭水化物、タンパク質) により、健康的な体重、成長、および疾病予防を促進します。
・ 適度 (Moderate)
食品、栄養素、または健康に有害な影響を与えるその他の化合物の摂取。
・ 多様 (Diverse)
栄養価の高い食品を食品群内および食品群間で幅広く取り入れ、栄養素の充足と他の健康増進物質の摂取を促進します。
