『地域社会の関与における関係性 : 全人的医療と質の高い統合医療サービスの実現におけるその役割』と題された新しい報告書が、カタール教育 ・ 科学 ・ 地域開発財団 (QF) との共同作業で作成され、第 7 回 世界健康イノベーションサミット (WISH : World Innovation Summit for Health) で発表されました。
この新しいレポートでは、WHO のさまざまな地域における地域社会の関与の背景と現在の政策状況を紹介し、健康システム機能および活動にコミュニティ参加プロセスを組み込み、強化するための統合変化フレームワーク (ICF : Integrated Change Framework) を提示し、ICF に盛り込まれた共通の成功要素に焦点を当てながら、8 か国のケーススタディを調査し、健康システムのパフォーマンスを向上させるために ICF を適用するための提言をまとめています。
コミュニティ ・ エンゲージメント (地域社会との関わりの中から課題を発見して解決を試みる活動) では、医療従事者間の関係、医療従事者と患者の関係の改善が強調されています。 これを実現するために、各国政府は以下の側面に焦点を当てるよう奨励されています。
1 ) 関係性に基づくリーダーシップ、マネジメント、ガバナンスの推進
2 ) 健康システムにおける関係構築能力の強化
3 ) 学際的研究と実践開発への投資