WHO最新ニュース

ガザ北部のカマル ・ アドワン病院、閉鎖

WHOは、27日のカマル ・ アドワン病院への襲撃に憤りを感じています。 この襲撃により、ガザ北部の最後の主要な保健医療施設が使用不可能となりました。 ガザ北部に対する 80 日間にわたる包囲と、保健医療システムの組織的な解体により、この地域に残る 7 万 5 千人のパレスチナ人の生命が危険にさらされています。

大半のスタッフ、入院患者、付き添いは、近くの場所に移動しました。 さらに、一部の人々は服を剥ぎ取られ、ガザ南部に向かって歩かされたと報告されています。 この 2 か月間、病院周辺は非常に不安定な状態が続いており、病院や医療従事者に対する攻撃はほぼ毎日発生しています。 今週、病院付近への爆撃により、カマル ・ アドワン病院の医療従事者 5 人を含む 50 人が死亡したと報告されています。

WHO とパートナーによる病院運営の維持に向けた努力は水の泡となりました。 カマル ・ アドワン病院とインドネシアの病院は完全に機能停止し、アル ・ アウダ病院はかろうじて機能しているものの、先日の空爆により深刻な被害を受けているため、ガザ北部の人々にとっての医療の生命線は限界に達しつつあります。

2023年10月以来、WHO は国際人道法に従って医療従事者と病院を保護するよう繰り返し緊急の呼びかけを行っていますが、こうした呼びかけは無視されたままです。 保健医療施設、医療従事者、患者は常に立ち入り禁止区域です。 それらは積極的に保護されなければならず、攻撃されることも、軍事目的で利用されることもあってはなりません。 国際人道法に基づく予防、区別、均衡の原則は絶対的なものであり、常に適用されます。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中