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エピデミックの脅威を背景とした、周産期母子保健に関する研究ロードマップ

21 世紀は、最初のわずか20年間で、大規模な感染症の流行が相次ぎ、世界はこれらの健康危機が、社会、経済に及ぼす影響に深く悩まされてきました。

COVID-19 や2009年のインフルエンザパンデミックでも見られたように、妊娠中の女性は、重症化しやすい傾向があり、母親のジカウイルス感染と先天性奇形の関連性に見られるように、リスクの高まりはその子供たちにも及びます。加えて、エピデミック発生時には、これらの人々が、質の高い産科医療や小児医療サービスへのアクセスが制限されることがよくあります。

流行しやすい疾患が妊産婦および周産期のアウトカムに及ぼす影響の規模については、かなりの知識のギャップが存在し、不十分なデータは情報に基づいた臨床および政策決定を妨げ、ひいては健康上の緊急事態における予防および治療戦略へのアクセスを妨げることになります。

今回発表されたこのロードマップは、エピデミックやパンデミック発生時の妊産婦と周産期の健康増進を世界的に追求する上で、重要なマイルストーンであり、妊産婦と周産期の健康に対するエピデミックの直接的 ・ 間接的影響に関する質の高いエビデンスの生成を妨げる最も差し迫った課題に対処するための協調的な手段について説明しています。

包括的な研究対応は、エピデミックが女性および子どもの健康、ヘルスケアへのアクセス、関連する社会的および経済的負担にどのような影響を及ぼすかをよりよく理解するのに役立つでしょう。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください

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