技術科学健康ネットワーク (WHO – Techne) は、緊急事態への備えと対応を強化するために WHO が設立した、建築 ・ 工学系の認定大学、機関、団体によるグローバルコミュニティで、革新的な保健医療施設ソリューションの開発と設計を行い、合意された目標の実現に向けて加盟国や保健医療パートナーに迅速かつカスタマイズされた技術支援を提供しています。
各国における新型重症急性呼吸器感染症 (SARI) 治療センターの新規建設や既存施設の再設計を支援し、Covid-19 への対応を改善するとともに、医療従事者、患者、地域社会により安全な環境を提供することを目的としています。
設立以来、WHOTechne は、WHO の保健医療緊急事態への備えと対応活動において重要なロジスティクスツールへと成長しました。
本報告書では、WHO – Techne の概要、メンバーの活動内容、今後の発展に向けた展望について説明しています。 また、WHO – Techne による各国への技術的 ・ 運営的支援の事例、技術的専門知識の提供を通じた規範的ガイダンス策定への貢献、能力開発、研究 ・ イノベーション活動についても紹介しています。