2023年に発表された新たな統計では、20 億人が安全な飲料水を利用できず、35 億人が安全な衛生設備を利用できず、23 億人が基本的な手洗いの習慣を持たないことが明らかになりました。
世界は、安全でない水、不十分な衛生設備、不衛生な環境によって引き起こされる差し迫った課題に直面し続けており、気候変動、人口増加、パンデミックへの備えの必要性、コレラが長年発生していなかった国々でのコレラの再発生によってさらに悪化しています。
こうした課題に対応するため、世界保健機関 (WHO) は、2023年に水 ･ トイレ ･ 衛生設備 (WASH) と健康に関する取り組みにおいて、持続可能な開発目標 (SDGs) 6 の目標である「すべての人々の普遍的アクセス達成に向けた機運の加速化」を目指し、いくつかの顕著な成果を挙げました。
これには、水 ･ トイレ ･ 気候変動に関する主要な国連 (UN) 会議でのリーダーシップ、主要な報告書の発表、WASH をより幅広い健康優先事項 (薬剤耐性 (AMR) 、感染予防管理 (IPC) 、顧みられない熱帯病 (NTDs) 、緊急時の WASH 、マラリア、母子保健、コレラなど) に統合するための継続的な取り組みなども含まれます。
