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世界健康デーに WHO がガザ地区での即時停戦を呼びかけ

ガザ地区には推定 55,000 人の妊婦がおり、そのうち 3 分の 1 はハイリスク妊娠に直面しています。 毎日約 130 人の赤ちゃんが誕生しており、そのうち 27 % は帝王切開によるものです。 新生児の約 20 % は未熟児、低体重児、または合併症を抱えて生まれており、高度なケアが必要ですが、その数は急速に減少しています。 2025年 3月18日から 4月 4日までの間、戦闘の再開以来、500 人以上の子供と 270 人以上の女性が死亡したと報告されています。 3月 2日以降、ガザ地区には支援物資が一切入っておらず、飢餓と栄養不良の危機が深刻化し、清潔な水、避難所、適切なヘルスケアを欠いた状態が続き、病気や死亡のリスクが高まっています。

脆弱な状況に置かれた医療システムにも、子どもを含む負傷者の流入に圧倒されています。 しかし、支援ルートの封鎖により、WHO が提供する帝王切開、分娩時の麻酔や疼痛管理、輸液、抗生物質、外科用縫合糸など、妊産婦と子どもの健康のための物資は極めて不足しています。

治安上のリスクや立ち入り制限により、WHO の対応は大幅に妨げられていますが、物資が不足する中、保健医療施設への支援と母子保健サービスの強化に向けた取り組みは継続されています。 重点は、必須医薬品、設備、物資の供給、医療従事者の訓練、そして安全な出産と病気の子供の治療を可能にする緊急医療チームの派遣に置かれています。

WHO は、緊急に支援物資の封鎖解除、ヘルスケアの保護、ガザ地区全域における人道支援への妨害のないアクセス、日常的な医療避難の即時再開、人質の解放、そして恒久的な平和への道筋となる停戦を呼びかけています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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