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女性の健康とジェンダー平等に対する世代を超えた取り組み

3月10日から21日にかけて開催された 第 69 回 国連婦人の地位委員会 (CSW、Commission on the Status of Women) では、世界各国がハイレベル政治宣言を通じてジェンダー平等への取り組みを再確認しました。 宣言では、女性の権利に対する世界的な取り組みを改めて表明し、後退を認め、生涯を通じて達成可能な最高水準の身体的およびメンタルヘルスの権利の保護を含む、緊急かつジェンダーに対応した政策行動を呼びかけました。
この提唱の大きな転機となったのは、3月10日に開催された WHO の公式サイドイベント「女性の健康なくしてジェンダー平等なし (仮訳) 」 (No gender equality without women’s health) で、このイベントは、WHO、英国、メキシコ、UN Women、世界経済フォーラムの共同主催によるものでした。

ジェンダー格差の是正の主要な要素として、また特に世界中で反人権的な主張が高まる中、健康を通じて、生涯にわたる女性の健康の格差に対処するための根拠に基づくアプローチを求める統一された呼びかけが強調されました。
すべての女性が総合的なケアに普遍的にアクセスできなければ、北京行動綱領の主要な公約に関連する目標は達成不可能なままです。
女性の健康はニッチな問題ではなく、生涯を通じて取り組むべき世界的な問題であると強調され、女性の健康への投資はオプションではなく、2030 アジェンダの達成に不可欠であり、私たちの共通の価値観を反映しています。

世界的な課題が山積する今、女性の権利を擁護するジェンダー対応型のヘルスシステムや政策の推進は、これまで以上に急務となっています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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