ポリオウイルスの国際的拡散に関する国際保健規則 (2005年) に基づく緊急委員会 第 42 回 会合が、2025年 6月18日に開催され、ポリオウイルスの国際的な蔓延のリスクは引き続き国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC) を構成すると満場一致で合意し、一時的な勧告の 3 ヶ月間延長を勧告しました。
パキスタンとアフガニスタンの流行国の状況から、野生型ポリオウイルス (WPV1) の国際的な蔓延のリスクは依然として残っていること、また、循環ワクチン由来ポリオウイルス (cVDPV) の国境を越えた拡散が継続しており、新たに再感染した国や地域にも拡大していること、がその根拠となっています。
事務局長は委員会の評価を受け入れ、7 月 11 日、ポリオウイルスは WPV1 および cVDPV に関して引き続き国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC) を構成すると判断しました。
