厚生労働省、財務省、世界保健機関 (WHO) および世界銀行は、12月 6日、「UHCハイレベルフォーラム」を開催し、UHC の能力開発支援の拠点「UHC ナレッジハブ」の日本での設立およびUHC実現に向けた共同宣言を発表しました。
このハブは、各国が掲げる UHC 達成への公約を具体的な行動に移すために、財政 ・ 保健当局が必要とするリーダーシップスキルと能力を強化するプラットフォームとして機能します。
開発途上国の財政 ・ 保健省高官を対象に保健財政分野の能力構築を提供し、保健財政政策の効果的な策定と実施を支援します。研修プログラムは参加国と共同で設計され、各国の主導権と固有のニーズを重視しています。
初の研修プログラムには、カンボジア、エジプト、エチオピア、ガーナ、インドネシア、ケニア、ナイジェリア、フィリピンの 8 カ国が参加する予定です。
また、UHC の達成に向けた政治的勢いを強化するためのアドボカシー活動の重要な推進力としての役割も果たします。
フォーラムでは、上野厚生労働大臣、片山財務大臣、テドロスWHO事務局長およびバンガ世界銀行総裁をはじめ UHC を推進する国や組織のリーダーなどと UHC の達成に向けた議論を行い、関連の成果をまとめました。概要は以下のとおりです。
- 国別保健コンパクト:国主導の実践的なロードマップ
- 持続性とサービス提供能力を備えた医療施設への投資
- 多様な場所でのプライマリケア提供
- 保健医療従事者のデジタル対応と強化
- 医療アクセスを阻害する経済的事情の解消
- 医薬品とテクノロジーの現地生産 ・ 開発の促進
- パートナーシップと資金提供を通じた各国の優先事項支援
記事の詳細は以下のウエブサイトをご覧ください。
厚生労働省
https://uhc-forum.mhlw.go.jp/
財務省 (日本語)
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/convention/UHC/20251205171604.html
首相官邸 (日本語)
https://www.kantei.go.jp/jp/104/actions/202512/05hyoukei.html







