6 年前、世界保健機関 (WHO) 事務局長は、当時国際法上可能な最高レベルの警報を発令し、新型コロナウイルス感染症 (後に Covid-19 と命名) の発生を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC) 」と宣言しました。 2023年 5月に PHEIC は終息宣言されましたが、COVID-19 の影響は私たちの記憶に深く刻まれ、今なお世界中でその影響が感じられています。
この 6 年という節目を迎えるにあたり、WHO は各国およびパートナーに対し、そして自らにも問いかけます。『世界は次のパンデミックに備え、より良い準備ができているでしょうか?』
WHO、加盟国、パートナーは、Covid-19 から得た教訓を活かし、パンデミックへの備え、予防、対応において、歴史的な WHO パンデミック協定を採択、国際保健規則 (IHR) 改正 ・ 発効、WHOと世銀がパンデミック基金として総額12億米ドル超の助成金提供、 ・ 感染症早期警戒システム ・ アップデート、110 カ国以上がゲノム監視強化、WHO バイオハブの活動拡大、RNA技術移転ハブやトレーニングセンター及び暫定医療対策ネットワークでワクチン、診断法、治療薬のための世界的な取り組みを加速、等々を行ってきました。しかし、こうした成果は脆弱です。
ここ数年、世界の保健医療は深刻な混乱に見舞われました。 資金は保健医療から防衛と国家安全保障へとシフトし続けており、COVID-19 の流行中に将来のパンデミックから各国を守るために強化されたシステムそのものが危険にさらされています。
病原体は容易にかつ素早く国境を越えます。 どの国も単独でパンデミックを予防 ・ 管理することはできません。 グローバルな健康安全保障には、セクター、政府、地域を超えた連携が必要です。
WHO は、すべての国々と協力して、備えを強化し、イノベーションを加速し、連帯を維持することに引き続き尽力します。 備えには継続的な警戒が必要です。 今こそ、次のパンデミックが発生する前に備えるべき時です。







