世界の人々が今よりもっと活動的になれば、最大500万人の死亡が避けられるでしょう。現在COVID-19のために人々は家に縛り付けられています。
WHOの統計によると、成人の4人に1人、青年の5人に4人は身体活動が不足しています。このために世界的な直接医療に540億ドル、生産性の損失にさらに140億ドルをもたらすと推定されています。
新しいガイドラインでは、慢性疾患や障害を持つ人々を含めたすべての成人に対して、週に少なくとも150〜300分の中程度からそれ以上の有酸素運動を推奨し、子供と青年には1日平均60分を推奨しています。
また、女性が妊娠中および出産後を通して定期的な身体活動を維持することを奨励しています。高齢者 (65歳以上) は、転倒を防ぎ、健康を改善するために、バランスと筋肉整合、および筋肉の強化する活動を追加することを勧めています。
身体活動はスポーツ、レジャーあるいは移動 (歩く、サイクリングなど) 、ダンスだけでなく毎日の家事やガーデニング、掃除も含まれます。
定期的な身体活動は、心臓病、2型糖尿病、がんの予防するだけでなく、うつ病や不安の症状を軽減し、認知機能低下を軽減し、記憶力を改善し、脳の健康を高めるための鍵です。
新しいガイドライン「WHO Guidelines on physical activity and sedentary behaviour」はWHOのウエブサイトをご覧ください。(英文)