SDGs (持続可能な開発目標) には、「ウエルビーイングwell-being」 (健康と幸福感) という概念が結びついています。 ウエルビーイングは、部門や領域を超えた政策を一貫性あるものとする原動力であり、活動の活性化を促します。 社会のウエルビーイングを高めることは、地域、国、グローバルレベルで、活動的で、回復力があり、持続可能な地域社会を形成し、コロナウイルス2019 (COVID-19) や環境災害などの現在および将来の健康上の脅威に対応することを可能にします。
人間開発の指標を、経済的なものから人々や地球のウエルビーイングに焦点を当てたものに変えていこうという国際的な動きが活発化しています。WHOは、このような取り組みが成功している事例を集めた議論と問題提起の文書を発刊しました。
この文書の目的は、政策の枠組みとしてのウエルビーイング を明らかにし、その実践的な適用を持続可能な開発計画の中心に据え、WHOの戦略的な活動に反映させることです。
