WHOのレポートは、190 カ国の2000年から2018年までの健康に関連する支出を分析し、医療費の動向についての洞察を示しています。
要点は以下の通りです。
- COVID-19のパンデミック以前から、世界の保健医療費は増加し続けていた。 2018年、世界の医療費は8.3 兆米ドルに達し、世界のGDPの 10 % を占め、過去 5 年間で初めて医療費の伸びが GDPを上回った。
- 保健分野の国際援助は、主に中低所得国の感染症 ・ 寄生虫症プログラムに充当され、国内の公的資金は非伝染性疾患に重点を置いていた
- 低所得国 32 カ国のグループは、医療費財源の深刻な制約に直面しており、健康安全保障とUHC (ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジ) への取り組みが遅れている。
- 正確な予測は不可能だが、COVID-19によって引き起こされた健康と経済の複合的な影響は、医療費とUHCに向けた進歩に直接的、間接的な影響を与えることになろう。