若者はネット上で最も活発に活動しており、1日に平均5つのデジタルプラットフォーム(Twitter、TikTok、WeChat、Instagramなど)を利用しています。
パンデミックという世界的なコミュニケーション危機の際に若者がテクノロジーとどのように向き合っているか、WHO、ワンダーマントンプソン、メルボルン大学、およびポールフィッシュの共同で、5大陸24か国で18〜40歳の約23,500人を対象とした国際調査が実施されました。
その結果、Z世代とミレニアル世代がCOVID-19の情報をどこで求めているのか、信頼できる情報源として誰を信頼しているのか、偽情報をめぐる意識と行動、懸念事項は何か、といった重要な洞察を提供しています。
1)若者世代は、科学的なコンテンツは共有する価値があり、ソーシャルメディアに投稿したいとする人が43.9%と多い。このことは、おもしろく、娯楽性の高い、感情に訴えるものが急速に拡散するという、ソーシャルメディアの一般的傾向を強めている。
2)59.1%の若者は、偽情報の認知度は高く往々にしてそれと見抜くことができるが、それをやり過ごし、無関心な人も少なくない(35.1%)
3)Z世代とミレニアル世代は、自分が感染する以上に家族、友人が感染することを気にしており(55.5 %)、ついで経済的な破綻を心配している(53.8%).
WHOは、若者がCOVID-19の情報を知り、デジタルの世界を安全に利用してし、自分の健康だけでなく、家族やコミュニティの健康を守るための選択をしてほしいと考えています。