WHOの科学評議会 (Science Council) は、優先度の高い科学的問題や、世界の健康に直接影響を与える可能性のある科学技術の進歩について、WHO事務局長に直接助言を行います。
科学部門 (Div.) は、プログラムの個別事項とは別に、WHOの科学、研究、イノベーションの最優先事項を設定し、ギャップがある分野に焦点を当てることで、評議会の活動を促進します。
科学評議会は、2021年4月に世界保健機関 (WHO) の事務局長によって設立され、同機関の科学 ・ 研究戦略に関するガイダンスを行います。
科学評議会は以下の機能を持ちます。
- 緊急かつ優先度の高い科学的課題を評価し、WHOのミッションを推進するために、公衆衛生の活動に反映させる意見や指針を提供する。
- 世界的な健康への脅威や、健康に直接・間接的な影響を与える可能性のある新技術など、WHOが取り組むべき科学技術の現状と課題を特定する。
- 科学、研究、イノベーションにおけるWHOの活動に戦略的方向性を与える。
- 事務局長の要請に応じ、WHOの行動的成果について迅速かつ機密性の高いレビューに参加する。
- 事務局長の要請に応じ、WHOに委託された事項に合致するその他の任務や機能を遂行する。