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気候変動を考慮した医療システムの構築へ

COVID-19パンデミックから1年以上が経過し、必須の保健サービスの提供に大きな混乱が生じています。私たちには、将来に向けて健康や気候変動の影響を考慮した保健システムを構築する機会があります。国家適応計画(NAP)は、これを実現するための基盤となります。

2020年12月末時点でWHOとNAP Global Networkに提出されたNAP文書のうち、気候変動の悪影響を保健システムへの影響を具体的に考慮していたのは、約半数にとどまりました。

また、気候変動の影響を受けやすい健康リスクと、それに対処する行動計画との間に大きなギャップがあることがわかりました。とはいえ多くのNAP文書には、気候変動の影響を受けやすい疾病に対処し、保健システムの気候変動への強靭性の強化に向けた行動が含まれていました。

各国がパンデミックから回復し、気候変動への適応計画を進めていく中で、各国政府とそのパートナーが医療システムの気候変動への強靭性を高めるために実践できる4つの重要なアクション (脆弱性を理解し、総合的アプローチを確立し、実行のためのリソースを集め、進捗状況を評価調整する) があります。

(備考) この記事は、NAPのウェブサイトに掲載されたもので、WHOとNAP Global Network の共同出版物「Review of Health in National Adaptation Plans (国家適応計画における健康の見直し) 」に添付されています。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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