世界的に帝王切開による出産が増え続けており、現在では全出産の 5 人に 1 人以上 ( 21 %) を占めています。この数字は今後 10 年間でさらに増加し、2030年には全出産の約 3 分の 1 ( 29 %) が帝王切開で行われると見込まれています。
帝王切開手術を受けられるかどうかは、世界の地域によって大きな違いがあります。後発開発途上国では、帝王切開で出産した女性は約 8 %、サハラ以南のアフリカではわずか 5 %であり、救命手術としての帝王切開の普及が著しく遅れています。
他方、ラテンアメリカとカリブ海諸国では、全出産の 10 人に 4 人 ( 43 %) という高い割合になっています。 5 カ国 (ドミニカ共和国、ブラジル、キプロス、エジプト、トルコ) では、帝王切開が経膣分娩を上回っています
帝王切開のすべてが、医学的な理由で必要とされているわけではありません。 不必要な外科手術は、女性にとっても赤ちゃんにとっても有害です。