2015年 5月の世界保健総会で、「マラリアのための世界技術戦略2016 – 2030」が採択されています。この戦略は、2030年までに世界のマラリア罹患率と死亡率を少なくとも 90 % 削減するという目標を掲げ、マラリア撲滅に向けた進捗を加速させるための各国の取り組みを指導する包括的な枠組みを提供しています。
今回この戦略の改訂版 (2021年版) が発行されました。過去 15年にわたる世界のマラリア対策から得た教訓を生かし、戦略的目標やマイルストーンは変更せず、いくつかの分野でマラリア対策のペースを維持させるアプローチが採用されています。