国際社会の中の”日本の位置づけ”、そして”日本人としての意義”をしっかり持つことの重要さ
Tomomi YOSHIDA
- 吉田 朋美
- 群馬大学大学院保健学研究科 准教授
- 期間
- 2014年10月~2015年3月(6ヶ月間)
- 場所
- フィリピン、マニラにあるWHO西太平洋地域事務局(WPRO:Western Pacific Regional Office)
- 内容
- ・背景
- ・WHO/WHO西太平洋地域事務局について
- ・保健人材育成と多職種連携教育の現状
- ・今回の研修活動と成果
国際保健機関での研修経験を経て、国際社会の中の"日本の位置づけ"、そして"日本人としての意義"をしっかり持つことの重要さを学んだ。この視点を持つことにより、WHOやその加盟国にどのような貢献や支援ができるのかをしっかり見据えることが出来てくる。またそれと同時に、西太平洋地域事務局があるフィリピン、マニラにて生活し、常に西太平洋地域の最新情報にふれる環境にて研修を行うことにより、各加盟国の現状や何を必要としているのかを正確に把握し、現地にニーズにあった支援・貢献を行うことが重要であると感じている。先進国である日本を始め、オーストラリア、ニュージーランドですでに広がり発展しつつある多職種連携教育を、保健医療人材不足が深刻化している地域に普及させていくことは最重要課題であり、我々の使命である。現在、多様性に呼んだ教育手法を用いているのが現状ではあるが、今後は西太平洋地域に共通する利点や特性を見いだし、まだ教育が開始されていない国々への導入の手掛かりを作る支援が必要であると考える。… PDFで全文を読む