日本WHO協会からのお知らせ

2021年5月

いま、大阪を中心とする関西圏は、新型コロナウイルス感染症の急増により、危機的な状況になっています。医療機関の最前線で仕事する仲間の方々から、緊張感漂うメッセージが毎日のように届いています。この緊急事態が、一刻も早く落ち着いてくれることをこころから願っています。

さて、2021年3月に、日本WHO協会理事の安田直史さん(近畿大学)が「第39回日本国際保健医療学会・西日本地方会」を主催しました。実は、西日本の地方会ではありますが、本体の全国大会よりも歴史は長いのです(2021年の全国大会は第36回ですが、西日本地方会は第39回になります)。関西圏というか西日本では、むかしから国際保健医療協力が盛んだった証しかもしれません。

2021年の西日本地方会のメインテーマは、「私たちはCovid-19から何を学ぶのか?」でした。それを受けて、日本WHO協会「関西グローバルヘルスの集い」では、2021年5月からオンラインセミナー第3弾として「COVID‐19からの学びは国境を越えて」を開始します。

  第1回 保健ボランティア(なぜ、日本には活躍の場がないのか?)
  第2回 オンライン国際協力(できたこと、できないことは何か?)
  第3回 ソーシャル・ディスタンス(取り残された人はだれなのか?)

【第15回関西グローバルヘルスの集い】(YouTubeストリーム配信)
日 時:2021年5月12日(水)19 : 00 – 20 : 30
テーマ:「保健ボランティア:なぜ、日本には活躍の場がないのか?」
配信終了後、1週間のアーカイブ配信を行う予定です。
Short-noticedの案内になりましたが、当日ご都合がつかない方も、下記のGoogleフォームからぜひお申込みください。

第15回 関西グローバルヘルスの集い 参加登録フォーム (google.com)

COVID-19で外出制限が厳しくなり、医療者がコミュニティに入っていけないなかで、世界の多くの国で、保健ボランティアが活躍しました。赤十字ボランティアが活躍したイタリア、医学生が診療の手伝いをした英国、平時から活動していた保健ボランティアが地域に密着し病院や行政と住民の間をつないでくれた多くの低中所得国。

なぜ、日本では保健ボランティアが活躍する余地がなかったのか? 保健ボランティアの課題を真摯に追求することで、変わらなければならない日本社会の姿が見えてくるのではないかと期待しています。

英国と日本の医学部学生の島戸麻彩子さんと佐伯壮一朗さん、タンザニアの元青年海外協力隊員の小松法子さん、シェアの共同代表の仲佐保さん。楽しく有意義な議論を楽しみにしています。

今回は、5月12日のオンラインセミナーの直近のご案内になってしまいました。
今後とも、ご指導のほど、よろしくお願いします。

公益社団法人 日本WHO協会

理事長  中村安秀

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